ガス漏れ警報器
2020.06.24
 自宅に都市ガスを提供している会社から電話があり、設置しているガス漏れ警報器が5年の使用期限切れになるので、新しい機器を設置する作業日程を決めたいということだった。とりあえず都合の良い作業日を伝えたが、何かひっかかるものがあり警報器の設置義務について尋ねると、歯切れの悪い腑に落ちない内容を話し始めた。
 電話を切り、設置義務について調べてみると、一般家庭では設置の義務はないことが確認できた。さらに、いろいろなメーカーが警報器を製作しており、ガス会社が提供している金額の半分くらいで購入できることも分かった。
 家人に警報器を付けた経緯を確認したが、よくわからずにガス会社のいうがままにつけたらしい。翌日、ガス会社に作業日程をキャンセルする電話を入れた。ガス漏れ警報器は必要になったら、市販されているものを購入すればよいと思っている。
 プロパン・ガスの場合には、設置基準があるので確認が必要。
偏向報道
2020.06.19
 かつて、私が統括している部署から学校の安全対策について発信した内容が、新聞に事実と異なるでっち上げの記事を書かれたことがある。それも1面トップに、それを見た在京のテレビ局が集まり、合同記者会見なるものを開いた経緯が苦々しく思い出された。
 先日、北朝鮮によっる拉致被害者の救済に尽力された横田滋さんが亡くなり、ご遺族が記者会見を行った。その席上で、めぐみさんのご兄弟が「政権が問題なのではなく、40年以上も何もしてこなかった政治家や 北朝鮮が拉致なんかしているはずがないと言ってきたメディアがあったから政権が苦しんでいる。何もやっていない方が政権批判するのは卑怯だ。」というような内容を話していた。と、夕刊フジの報道で知った。
 古くは旧社会党の土井〇〇子、近年では立憲民主党の福島瑞〇などが、拉致問題など存在しないと発言し、それを支持し擁護するマスコミも多々あった。今回の横田さんご遺族の発言内容を取り上げるメディアが少ないことは、自社の主張と利益を一にする団体や活動には呆れかえるほどの賛辞を送り、逆の立場には存在さえも否定するような体質に起因していると思っている。
 国民の知る権利とか報道の自由などというのは、マスコミが人々を意図する方向にコントロールするための便法かもしれない。何か変だなと思う感性を持ち続け、偏向に騙されないフィルターを持ち合わせていたい。
数を認知する目
2020.06.14
 膝の痛みを感じるようになってから、毎朝6錠のサプリメントを飲んでいる。そのせいか、痛みからは解放されているが、近ごろサプリメントの数を確認することが間々ある。数年前まではサプリメントの錠数を、数えて確認するというようなことはなかったのだが、目で直感的に数を認知できる機能が衰えてきたように感じる。
 一般的には1~5までの数を指折り数えることはしなくても、目で認知できると思う。机の上にコインを並べて、瞬時に7とか8と判断することは難しい。音楽で使う楽譜の五線が、数を認知しなくても目で判断できるところから使われるようになった、と書物で読んだことを覚えている。五線譜で記譜された音は瞬時に読むことができた。おそらく5という数字は、常に目にしている指の数が影響しているのかなと、勝手に想像している。
 今は6の判別が怪しくなってきたので5は死守したいのだが、この眼力を鍛える方法が思いつかない。目にすることが極めて少なくなった楽譜を、日課として読んでみようかとも考える。埃を被ったスコアの再活用ができるかもしれない。
傷ついたCD・・・復活せず
2020.06.09
 扱いを雑にしていたCDが最後まで再生されず、曲の途中でプチプチと鳴りだし先に進まなくなった。このCDのコピーをとってあるか心配になったので、CDのクリーニングを試みた。
 最初に練り歯磨きをCDに塗り、円の内側から外周に向かって、指で数回やさしくなぞってみた。流水で歯磨きを落とし、乾いた布でふきあげると光沢のある面がきれいになった。早速CDをデッキに入れて再生したところ、プチプチが数回鳴ってから先に進んでくれるようになった。しかし、CDとしては失格だろう。
 次に、車の傷などを目立たなくするキメの細かなコンパウンドを塗り、柔らかい布で同じように磨いてみた。結果は、何もしなかった最初の状態に戻ってしまった。
 このCDのコピーが見つかったので、荒めのコンパウンドでさらに磨いてみた。盤面には細かな傷がついたが構わず作業を進めた。結果は、何の変化もなくプチプチCDのままだった。CDをケースに入れず、裸で放り出しておくような扱いは止めた方がいい。と反省した。
教え子の仕事ぶり
2020.06.05
 4年前、練馬区の中学校で出会った彼に再会したのは、彼が36歳になった時の同窓会だった。そこで彼から1冊の本を渡され、自分が書いたものなので読んでくださいと言われ受け取った。寄贈する際には裏表紙などにサインしておくとよいと伝え、本の中のキーワードの言葉とともにありがたく頂戴した。そして、久しぶりに読み直してみた。
 本のタイトルは「悲しみを抱きしめて・・・・・御巣鷹 日航機墜落事故の30年」。彼はTBSテレビの報道記者で、この悲惨な事故に合った遺族に寄り添い取材を続けてきた。内容は悲しむ人と寄り添う人の涙と感動の物語。涙なくして読むことは難しい。
 特筆したいのは、事故当初から遺族の方々がマスコミを避け続けていた中で、彼が遺族の方々や関係者から信頼を得られたこと。入社1年目から御巣鷹の慰霊登山を繰り返し、少しずつ取材ができるようになっていったようだ。
 慰霊の園で行われた1周忌の記念式典で、御巣鷹の尾根がある上野村の黒沢村長の式辞は遺族に大きな感動を与えたとある。慰霊のために村を上げて力を尽くし、人を動かし、遺族の方々にお父さんと慕われた黒沢村長の人生訓としてあるのが、陰徳を積むという言葉で、彼からいただいた際に記されている。陰徳とは、人の嫌うことを人知れずやること。
 彼の名は西村匡史くん。彼の仕事ぶりに敬服すると同時に、今後の活躍にも期するものがある。

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