暇な爺の世迷言

　河口湖周辺のコンビニエンス・ストアやファミリー・レストランは、大きな看板や店舗のデザインが茶色と白の2色になっている。カラフルな3本線、桃やヒバリなども、茶色と白で描かれている。最近でこそ見慣れてきたが、最初はずいぶん驚かされた。
　記憶では富士山関連が世界遺産に登録されたころから出始め、今では3大大手のコンビニとヒバリさん系のファミレスは茶色と白に統一されている。市町村が定めている景観条例があるようだが、それぞれの会社の自発的な取り組みとのことらしい。
　調べてみると国内の国立公園や国定公園、史跡や観光地にも茶色のコンビニが増えているようだ。茶色のコンビニの背景に富士山が鎮座していると、これもいいかなと感じてしまう。

　20歳くらいの時に読んだ本だが、時々もう一度読んでみたいと思うことがある。持っていたのは文庫本だったので、どこか行方不明になってしまった。最近、改めて購入した。
　この本の内容は、簡単に言えば日本人の恥の文化だろう。読みたくなるのは大体、恥知らずの輩の振る舞いに怒り心頭の時。最近ではコロナの対応から逃げ回る国や責任者、選挙で夫婦ともども金をバラまいて白を切り続ける議員、IRで偽証を求める懲りない議員などなど。練馬区を選挙区にしている短命経産大臣も居た。
　もはや国会議員とは私利私欲を優先し、民を誤魔化し、平気でウソをつく人種とでもいえるのではないかと思ってしまう。各国のリーダーが幼稚化しているという知人がいるが、世界を見渡しても酷い現状だ。
　人として恥ずかしいことはしない、という日本人の誇りを持ち続けたい。

　ＭＤと同時にカセット・テープの処分を進めており、音源として残しておきたいものをパソコンに取り込んでいる。かなり大量にあり相当数は処分することができているが、インデックスに何も書いていないものなどは何が入っているのか確認をしている。
　そして、その中から予想もしていなかった音源が出てきた。このブログでも以前に紹介している
All My Friends Are Trombone Players というレコードから録音したものだ。レコードを購入して比較的新しいうちに録音したようで、針飛びやノイズも少なく、保有している音源としては概ね満足できる状態で音が入っていた。レコードの音にはかなわないが、このレコードは酷使しているのでノイズがひどくなってしまっている。
　カセット・テープを処分する作業をしなかったら完全に忘れていた音源で、夢を見ているようなすごくうれしい気分になった。慎重に整音してＣＤにもしておこうと思う。残り１００本くらいのテープの中に、２匹目のドジョウがいてほしいと欲も出てきた。

　血圧が高いということで20年来薬を飲んでいる。そのため、特にトラブルになるようなこともなく安定した日々を過ごしている。
　4年ほど前から主治医と相談しながら、降圧剤の量を加減し始めた。2種類の降圧剤を服用しているが、冬の寒い期間は2種類とも40㎎の薬が処方されている。夏の暖かい時期は2種類とも20㎎と、冬場の半分ほどになっている。
　これが可能になったのは、主治医に提出した毎日の血圧測定のデータにつきる。大したデータではないが、毎日の記録を表計算ソフトで最高値と最低値をグラフ化したものだ。薬の服用・管理を任せても大丈夫だと判断してもらったのだと思っている。現在も起床時の血圧を測っているが、概ね70～125の範囲に収まっている。しかしながら、現役を引退したことも大きな要因だろうと思っている。

　我が家の水道は、グルグル回す古いタイプの蛇口だ。先日、ふと気になったのは、蛇口をひねる時にキーキーと不快な音が出ること。浴室、洗面台なども確認したが、音の大小はあるものの全ての蛇口で異音が発生していた。
　河口湖のマンションの水栓を交換するときに、新しい水栓の回転する部分にグリスが塗布されていることを思い出し調べてみた。このグリスの効果がなくなると、キーキーと不快な音が出てくるようだ。蛇口の内部にある、スピンドルという回転個所をグリスアップすることで解決するとのこと。
　口に入る水の通り道なので、無害の専用グリスが各メーカーから販売されていた。かなり高額で、中には３ｇで1000円超などというものもあったが、プロの修理屋さんたちが使っているものを選んで発注した。
　グリスが届いたので9か所の蛇口のスピンドルという部分に綿棒でグリスを塗り込み、蛇口を回転させると実にスムーズに回り異音も出ない。蛇口が少しばかり高級品になったような快適な感触がある。ちょっとしたことだったが満足度は大きい。