暇な爺の世迷言 #1

　毎日コロナの新たな感染者数が発表され、減少しないどころか増加している状況を疎ましく思っている。満開になった桜を見ようと光が丘公園に出向いたが、平日にもかかわらず大勢の人でにぎわっていた。立ち止まることもせずに桜を見ながら、コロナは当分収まらないだろうなと思った。
　過日、高齢者を対象にしたコロナ・ワクチン接種が4月から始まると報道されたが、練馬区では975人の特養ホームの入所者に限定されていた。この報道はなく知らない人も多いはずで、区のホームページで知った時には騙されたような気がした。5月中旬以降に接種券が発送されるらしいが・・・・・。
　東京都の発表する感染者数の数が、知らない間に数字が変わっていることもあり、変異株の異常なまでに少ない数には疑問も抱いている。コロナを政争の具に使っている首長が、意図的に何かを企てているように思えてならない。

　年号が昭和から平成になったころ、直径30㎝のキラキラ光る厚みのあるレーザー・ディスクが登場した。まだビデオ・テープが全盛だった時だったが、映像が劣化しない、途中から再生できるなど利点も多く音楽の授業では重宝した。
　LDプレーヤーを購入し、LDもそれなりに揃えた。当時はLD1枚が高価で、なかなか手が出なかったがベートーヴェンの交響曲全集や、子供向けのディズニーやサウンド・オブ・ミュージックなど楽しませてもらった。その後、DVDの登場でLDは終焉を迎えた。
　しかし、物持ちの良い私はLDを捨てずに保存してあり、LDプレーヤーもピックアップ・レンズを清掃して復活させた。そして、貴重なLDを、ビデオ・キャプチャーを通してパソコンに取り込む作業を始めた。パソコンに取り組んだ映像を動画編集ソフトで整え、DVDのディスクに焼き付ける。画質はビデオ並みだが、とりあえず全集物を完成させた。LDプレーヤーが動くうちに作業を済ませたいと思っている。
ダニー・ケイがニューヨーク・フィルを指揮したコンサートは、宝物の1枚。

　民間のフリーツール、それも外国製。こういうことはあるだろうなと思っていたので、私は使ってはいない。しかし、国の機関がこれを使っていたということには呆れ果ててしまった。
　日本国民のデータが信用のおけない危険な国に保管されているとか、情報の抜き取りがあるとか、流行り始めの頃から言われていたように思うが、内閣官房で日常的に使っていた事の方が脅威。持続化給付金でのやりとりにもラインが使われたりしていたようだが、政府が使うツールとしては不適格でしょう。
　年金問題や労働時間の調査などを振り返ってみても、日本の中央省庁は本当に危機管理が甘いと言わざるを得ない。国の機関が個人にも分かるような危機感を持っていないなど、他国から見たら、隙だらけの間抜けな国と烙印を押されただろうな。
　中国から韓国にある日本のデータが丸見え、知らないのは日本人だけ・・・・？

　森山良子さんの歌に、Ale Ale Ale というタイトルの曲がある。加齢に伴う記憶力の衰えを歌ったもので、このような作品に取り組める姿勢には拍手したい。
　毎朝飲んでいる薬とサプリメントは、最初に血圧、膝関節のサプリ5錠、耳鳴りに良いとされるサプリ4錠と順番が決まっている。特にこだわりはなかったが、気が付いたらルーチン化していた。
　ある日、最初に耳鳴りのサプリ、次に血圧の薬を飲んだところで悩み始めた。膝関節のサプリを飲んだのか、まだ飲んでいないのか分からなくなってしまった。飲む順番をルーチン化していたため、何も考えずに口に入れていたのだろう。以後、飲む前に薬とサプリを箱から取り出し、飲んだ後の薬とサプリは元の箱に戻すという作業をしている。Ale Ale Ale・・・・自分のことだったか。

　先週、肺炎球菌の予防接種を済ませた。5年前にも練馬区から接種のお知らせが届いていたが、その時は失念してしまい、古希を迎えた今年に接種するという経緯がある。
　若い人にはあまり聞きなれない予防接種かと思うが、高齢者が肺炎にかかると重症化しやすく死に至ることもある。肺炎の一番の原因が肺炎球菌というやっかいな代物で、これを予防してくれる効果は5年間あるという。コロナ感染症の拡大が止まぬ今、肺炎に罹らないよう気を付けたいと思う。
　血液に不安要素があり、半年に一度血液検査をしている。大きく改善もしないが、悪化もしていないので現状維持ができれば良しとしている。無理をしてこなかった体ではないので、少しばかり骨休みをしているような気分だ。
　コロナの予防接種の関係で、副反応という言葉が日常的になってきた。私は肺炎球菌の接種でも副反応が現れ、高熱で20時間以上も寝込み、腕と首にかけての痛みと腫れがひどく辛い思いをした。コロナでもこのようになるのか、医師と相談してから判断しようと考えている。副反応、侮れず。