児童相談所の対応
2020.02.21
 12歳の女の子が午前3時ころ、神戸市のこども家庭センター(児童相談所)に救いを求めてきたら、担当の職員が警察に行くようにと追い返した。このような報道があった。まさかと思うと同時に、またかと憤りを強く感じている。
 現職のころ青少年の健全育成に関わり、警察や児童相談所、保護司の方々などと連携しながら様々な対応に明け暮れていたこともあった。その際、動きの遅い児童相談所の対応に苦言を呈したら、「役所の中で資質能力に課題のある人たちが集まる職場が児童相談所だ」。という声が複数のルートから聞こえてきた。随分前の話だが、このようなことが露見するたびにこのことを思い出し。やはり事実なのかと辛くなってくる。
 市はこのNPOの職員を指導したらしいが、改善は難しいだろう。午前3時に助けを求めてくる人がいたら、普通のことではないと察する感性が欠落している。このような法人や人物に業務委託をさせている「こども家庭センター」や神戸市の対応に問題がある。
 何よりも、救いを求めた子どもの心情に寄り添うことが大切だと思う。加えて、深夜に我が子を外に追い出す親の存在を忘れてはならない。

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