教員の給与
2024.04.15
 今、教員の給与について検討がなされている。教員の給与には残業手当などがなく、一律に給与額の4%が教員特別手当として支給されている。この中に全てが含まれているということだが、これは実に不公平な仕組みでもある。
 能力や仕事量などが全てにおいて平等なら納得もできるが、現実にそのようなことはあり得ない。能力が低くて仕事ができない者や、意欲のない者もいるが、このことは給与に反映されていない。忙しい学級担任の手当てを検討しているらしいが、学校事情で優秀な教員が学級担任をしないこともある。
 現実をしっかり把握することなく教員特別手当を増やしたら、教員間にくすぶる不平不満は拡大するだろう。中央教育審議会の見識に期待したい。
株が高い
2024.03.28
 新しいNISAが使えるようになって、株でも買ってみようかと考えているが今は株が高い。以前に所有していた配当の良い銘柄など、ちょっと手が出ないような株価になっている。こんな時は無理をする必要もないし、そのうち安くなったら買えばいい程度に思っている。
 昨年末に旧NISAで購入していた株を処分している。5年が経過した株が新NISAに継承されないので、配当金などに税金がかかるのを嫌ってのこと。預金などのわずかな利息にも税金がかかり、年金からも所得税がひかれるような国策。
 ガソリン価格のトリガー条項は全く発動される気配もなく、国民サイドに立たない官僚や裏金作りに奔放する議員の優位性は確保されたまま。
心が動く
2024.02.28
 教員には生徒から好かれ信頼されている者と、生徒に嫌われその指導にそっぽを向かれるような者がいる。生徒のために仕事をしているのか、自分の都合のために仕事をしているのか。子どもも中学生になれば、そのようなことを感じ取る感性も育ってくる。
 信頼されていない教員の立派で格調高い言葉は、聞く耳を持たない集団の教室にむなしく響くだけ。口下手で不器用だが生徒に伝えようと頑張っている教員の姿勢に、生徒は心を動かされ理解しようと努力する。どんな授業をしたのかではなく、その授業で生徒がどのように変わったのかが授業の要と言われる所以でもある。
 増税メガネが「国民の信頼回復に向けて強い覚悟を持って臨む」というような言葉を連呼しているが、これを信じている国民はいるのだろうか。
 自分のことばが信用されていないと気づくことができない教員は、指導力不足教員として学校を去ることも視野に入ってくる。
何も言えない国
2024.02.21
 ロシアの反プーチン派活動家のナワリヌイ氏が、収監先の北極圏の刑務所で急死した。彼は以前に毒殺されかけたが、仲間に助けられドイツに移送されて九死に一生を得ている。回復するとロシアに帰国と同時に空港で逮捕され、劣悪な環境の監獄を転々としていたようだ。
 今回の事件に関して各国の首脳は、強い言葉でプーチンを非難している。しかし、わが国はコメントすら出していない。日本には森喜朗元首相や鈴木宗男議員のような、プーチンを好ましい人物だとする信じがたい議員が少なからず存在する。現在、最も危険な人物というのが世界の常識。
 国民のために仕事をすべき人間が脱税や裏金作りにうつつを抜かしている間に、非常識な国として世界から置きざりにされるのも時間の問題か。
信じがたい愚挙
2024.02.15
 教員の人事を行う名古屋市教育委員会事務局が、市の校長会などから、毎年200万円前後の現金などを受け取っていたことが報じられた。校長に推薦する教員の名簿とともに受け取っていた現金は、1団体あたり5000円から3万円だという。
 東京都では区市の教育委員会指導室(課)が教員の人事に関わっているが、私はその室長を経験したことがある。校長先生の人事にも影響が大きく、身の回りは一点の曇りもないようにしていた。
 これが普通のことであり、金銭を受け取っていたとなると人事にも不透明なところがあったと疑わざるを得ない。学校の教育指導を担う部署でもあり、教育委員会としての信用を完全に失った後の影響は計り知れない。

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