正倉院展
2019.11.23
 昨日、雨の降る中を東京国立博物館で行われている「正倉院展」に出向いた。終了期間が迫っていることもあり、チケットを買うのに30分程度、入場制限で待ち時間が30分という混雑ぶりだった。
 今回は正倉院をきちんと調べてなく、勝手に天皇即位と結び付けていた自分がいた。琵琶や写経、香木など貴重なものも数多くあったが、結果的にはやや物足りない展示内容だったと感じた。奈良時代から保存されている正倉院の宝物には驚かされるが、ある程度、自分の知識や理解が伴うことで展示物の価値が一層深まるのだろう。
 昨年の特別展「仁和寺と御室派のみほとけ ― 天平と真言密教の名宝 ―」は、何度も仁和寺を訪れていることもあり、その展示内容に多くの感動を覚えていた。事前学習の必要性を痛感した正倉院展には、己の無知をさらけ出したようだった。
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