オーケストラの人々  原田三朗著
2021.11.10
 この題名の本がしばらく本棚に置いてあった。10代のころ、これと同じような本を読んでいたので、吟味もせず暇なときに読もうと購入したものと記憶している。本の整理やコロナ自粛で、どんな本だろうかと手にとり読み初めて驚いた。
 本文3ページ目に、私のトロンボーンの師である関根五郎先生の名前が記載されていた。それ以外にも知っている方々の名前があり、一気に読んだ。
 NHK交響楽団の歴史や関根先生から聞いていたことなど、当時の思い出が蘇ってきた。カラヤンの初来日でのレコーディングのこと、先生がチューニング管のないトロンボーンを使っていたようなこと、さらには先生のプライベートのことまで細かく記されている。
 気になったので途中であとがきでを読み、著者が関根先生のお弟子さんだったことがわかった。どうりでと思ったが、N響と小澤征爾の件は初めて知る内容だった。先生も高齢で記憶が怪しくなっており、この本のことを話したい気持ちもあるが私の中に留めておきたい。
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