爺の憂い
2021.07.16
 国のコロナ対策やころころ変わるワクチン接種の行き当たりばったりの様相、閣僚のとんちんかんな発言や二枚舌、オリンピック関連のあきれるばかりの横暴な対応。非常事態宣言というのは非常時であって、効果のない繰り返しは日常事態宣言と名を変えた方が納得する。
 知事がオリンピックの無観客を依頼するが無視をされる。感染拡大の責任はだれがとるのか、まさか知事に押し付けるのではないだろうかと心配になる。評論家が現状を第2次大戦の大本営と同様だと断じていたが、まったく見当外れでもないと感じている。
 国民の声を聞かず不安を煽り、法的根拠もないことを強制し圧力をかける。酒類販売事業者などから批判が相次ぐと、政権が危ないと感じるのか急転直下で撤回する始末。国民の多くから信用を失っている内閣や官僚の現状に、信頼ということばはどこにも存在しない。大きなことは言えないが、こんな国になってしまったのか、もともとこの程度の国なのかと寂しさを覚えている昨今だ。

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