潔さの欠如
2020.11.15
 アメリカ大統領選挙の結果が明らかになったが、トランプ大統領の悪あがきに幻滅している人は多いと思う。自らの負けを認めず、選挙そのものに不正があったなどと馬鹿な自論を展開している姿は憐れとしか言えない。
 池袋で交通事故を起こし母子を犠牲にした高齢の爺も、車の異常で自らには全く過失がなかったような主張を展開している。バカもほどほどにと思い、人生の最期をウソで塗り固めようとしている態度に憤りさえ覚える。最近、自分の過失や罪を認めず、シラをつき通そうとする輩が増えているように見える。国会議員の夫婦しかり。
 地方では、人身事故を起こした高齢者が、裁判で自分を有罪にしてくださいと裁判官に訴えたという報道もあった。バレなければイイという発想は日本人には受け入れないものだと思っていたが、なぜか相いれない価値観が台頭している。改めて、ウソをついたら閻魔様に舌を抜かれると、教えられ育った人たちの発信を期待したい。良いことは良い、悪いことは悪い。この単純さが美しく感じられる昨今だ。

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