失言という逃げ道
2021.02.09
 オリンピック組織委員会の有名人が、失言を撤回する記者会見を行った。その際の発言内容や態度が横柄で、居直りとも思われる様相だった。本人が良しとすればするほど、他は不快感を覚えるのは当然の理。謝罪をするにあたっては、逃げずに、言い訳をせず、ウソをつかないことが基本中の基本。
 こんなことを日本の総理だった人が実行できないとは、残念を通り越し寂しく悲しくなってしまう。そして、そのツケは世界中に広がり、個人の問題では済まされない状況になった、
 そもそも、最初から失言を撤回すると主旨での会見という、甘え切った対応に疑問がある。それなりの地位にいる方に失言などありえず、それを犯した時点で退場というのが通常だ。最近、平然とウソをつく風潮が蔓延していることに、日本として日本人としての危機感を抱いている。選挙違反の裁判が結審したうえで自己主張に終始する元参議院議員、1年のうち半分以上仕事をしない横綱を許している国技の団体など恥ずかしい限りだ。

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