しめ飾り
2021.01.03
 元日の昼下がり太陽のぬくもりにつられ、散歩を兼ねて近くの春日神社に出向いた。30m位の参拝者の列があったが、せっかくだからお詣りをしようと並んだ。整然と距離をとりながら待つ列に、日本人だなと感心していた。
 お詣りを済ませ遠回りをしながら帰路についたが、しめ飾りのない家の多いことに驚かされた。お正月に年神様をお迎えするためと聞いているが、しめ飾りの少なさに寂しさも覚えた。日本らしさ、お正月らしさなど、らしさは大切なものと感じているが、一方では男らしさや女らしさなどが差別につながるという人もいる。
 小さな子供が転んで、男の子だから泣かないと頑張っているのをみて微笑ましく思うが、私はこれが男女差別につながるとは考えていない。子供ながらにもつ男らしさを大切に育てるべきで、女の子らしい優しさや細やかさも必要だと予てから思っている。
 日本のお正月らしい風情が少なくなったが、いつの日か、このような風情を取り戻す心の余裕が芽ばえてほしい。

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