ワクチン接種
2021.06.29
 コロナ・ワクチンの1回目の接種を済ませた。ワクチンができたころには接種を迷っていたが、現状をみると打つべきだろうと判断した。が、練馬区の接種は遅きに失した感が拭えない。
 区では年齢別の接種を予定し、計画に従って接種券の送付を始めていた。そのような中、国が大規模接種の会場を設置し、65歳以上の高齢者の接種を可能にした。練馬区では75歳以上の方にのみ接種券を送付していたので、65歳以上でも大規模接種会場で接種はできないという事態が発生した。区民からは不公平だという苦情が殺到し、担当部署は相当な混乱を余儀なくされた。対応に追われたワクチン接種の作業は、一層混迷を深めたように思われる。
 行き当たりばったり的な国の施策で、練馬区モデルと称賛されていた区の方策は翻弄された。国の方針に沿って進めていた区長は、はしごを外されたと憤ったが当然だと思う。正直者が馬鹿を見るような政治を、悪政という。
上級国民
2021.06.02
 池袋で起きた高齢者による悲惨な交通事故で、運転していた人物が拘留されなかったことから、経歴を忖度した上級国民というような言葉が流行っているようだ。
 コロナにまつわる上級国民の無茶ぶりは甚だしく、一般国民には真似ができないことも多くある。入院をたらいまわしにされている人が溢れ、自宅療養を余儀なくされる中で、政治家や有名人の優先入院。国民に忍耐を求めている立場にいる者の、大人数でのパーティーや飲食。そして、バレたらゴマカシ。こんなことがまかり通っている現状に、危機感を覚えるているのは私だけではないだろう。
 上級国民という言葉には、ウソつきとか非常識とか無神経など、人間として恥ずかしい意味が強く含まれている。年のせいか愚痴も多くなったが、下級国民でよかったと思う。
早期発見
2021.05.21
 私の血液中に含まれている血小板が少なく、半年ごとに採血して検査をしている。特筆するような病状もなく、日常生活にも影響はでていない。要注意という感覚。
 しかし、血液検査では実に多くのことが分かり、中性脂肪だとか肝機能の働きなど知らなくてもよいようなことまで分かってしまう。それらの数値に一喜一憂することも少ないが、前立腺がんの早期発見のための検査には留意している。
 父が今の私と同じ年齢のころ、前立腺がんで大掛かりな手術を受けている。そのこともあり10年ほど前からSPA検査をお願いし、今回の検査で精密検査が必要な数値となった。御茶ノ水にある教員系の病院で、来月に採血をして数値を確認してから今後のことを判断することになった。
 知らなくてよいことと、早く知った方がよいことがあり、今回はラッキーだったと思っている。

 6/17 病院で再検査の結果、PSAの数値が正常値に下がり事なきを得ました。要経過観察です。
権力者の本音
2021.05.15
 どこかの首長が高齢者の年齢に達していないのに、ワクチンを接種したようだ。言い訳を聞くのもバカらしい、権力主義の勘違い者の愚行。人のためにという根本が欠落しているし、こういう首長を擁した選挙民にも責任はある。側近者にも常識が備わっていないからノーが言えない。
 国は検証という作業をせず、策もなく同じことを繰り返し、神風の吹くことを待っている他人事のごとく。加えて、世界や国民の声を無視し、IOCのビジネスに手を貸し、オリンピック産業を擁護する悪政。それを政争に使うタイミングを計っている都知事と相まって、どこにも信頼をおけない一般人は耐えることを強要されているだけだ。
 呆れ果てたのは、自衛隊の活用の方法だ。尖閣有事の際に火器を撃つべき任務の人たちに、注射をうたせる仕事を与えた。もはや国防ではなく、国の無能な施策を尻ぬぐいする、便利屋程度の意義しか見いだせないのか。ワクチンを作れない国の制度を放置しているツケは大きすぎる。
かっ〇えびせん
2021.05.11
 近所のスーパーで「かっ〇えびせん」が目に留まった。
 若かりし頃、チューバ吹きのG氏と夜な夜な酒を酌み交わしていた。酒屋でとりいさんの赤いウィスキーとG氏の好物だった「かっ〇えびせん」を買い、2人で1本を空けるのが定番だった。貧しい時だったので資金に窮することもあり、使うことの少なかった楽器を質屋にもっていき急場をしのぐことも覚えた。二人とも楽器は複数を所有していたので、交互に質屋さんに通った。
 そんなことを繰り返していたが、G氏の所在がわからなくなり、私も質屋から年賀状をもらい生活を見直すきっかけになった。
 約半世紀ぶりに「かっ〇えびせん」でウィスキーを飲んだ。ほろ苦く、懐かしい思い出に浸ることができた。

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